JUKE JORDAN TRIO        
The Great Session       
音楽 All The Things You Are

        誰でも親しめるジャズ・フュージョン

 1970年代に学生時代を過ごしたが、その当時は、ジャズ喫茶の全盛時代で、友人と飲みに行くところは、東京でも、京都でも、ジャズ喫茶と相場が決まっていた。学生時代は、ジャズがまるで、空気のように生活に溶け込んでおり、友人の多くがジャズファンだった。ジャズの魅力を最初に感じたレコードが、ジューク・ジョーダンの「The Great Session」だった。ピアノの軽いタッチ、口ずさみたくなるような、親しみのあるメロディー、そして、何といっても、とらわれのない自由闊達な音楽。悟りの境地に達しているような黒人ピアニストとの出会いだった。このレコードのジャケットも好きだった。笑顔でこちらを向きながら、ピアノを弾いているジューク・ジョーダンは、陽気なジャズメンの面目躍如たるものがある。 
 
私は、ジャズの音楽体験は少なく、いわゆる初心者の部類にはいるので、あまり大したことは言えないが、音楽のジャンルの中で、ジャズに共通している特長が幾つかあると思う。








ジャズの特長
 
第一に、ジャズは、自由なコード進行による立派な現代音楽であるということである。それに、fourビート、eightビートなどのノリのいいリズム感があり、メロディーがあり、現代人にとって親しみのもてる音楽である。

第二に、ほとんどのジャンルの音楽が、喜怒哀楽を強調して表現するのに対して、ジャズの場合、あまり、感情に流されないで、努めて淡々と感情をセーヴしようとする。情緒の安定した音楽である。例えば、燃えれば燃えるほど冷静になるような音楽といってもいいかもしれない。

第三にジャズは、楽譜を見て演奏する音楽というよりは、演奏者の即興(アドリブ)に重点が置かれた音楽である。演奏者は、そのまま作曲家、または変奏者であり、演奏家の独創性に期待がもたれている。


   

時の愛聴盤  





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