DIAL JJ5    J.J.JOHNSON

  tb. sax fl. p. b. ds.
  
Recorded1957
  ★★★★★

 トロンボーンの音は丸みがあり、管楽器の中ではいちばん大人の落ち着いた音をしているようだ。柔らかい印象を受けるため、リラックスしたムードに最適である。J.J.Johnsonは、トロンボーンの巨人と言われている。主にバップ期に活躍して多くの傑作のアルバムを残している。DIAL JJ5は代表的なアルバムの一つである。明るいくつろいだムードで管楽器やピアノの格調のある音楽が楽しめる。No.2"Barbados"で、トロンボーンやテナーサックス、ベース、ピアノ、ドラムなどの楽器が活躍する本格的なJazzのセッションである。Jazzの醍醐味を味わうことが出来る。



 

        Green Dolphin Street    Bill Evans
  
  p. b. ds. ts. g.
  Recorded 1959
  ★★★★

  
ビル・エヴァンス・トリオによる不滅の金字塔「ポートレイト・イン・ジャズ」他が生まれる直前のマイルス・デイビス・コンポに加わった時のアルバムである。この頃からビル・エヴァンスは、ジャズ・ピアノシーンの最前線に躍り出て脚光を浴びるようになった。

ビル・エヴァンスのアルバムの中では、比較的ラフなムードで演奏されている。ピアノのタッチが力強く、バップ期の格調ある力動感を感じさせる。No.1「あなたと夜と音楽と」は有名なスタンダードである。




        Thelonious Monk and Sonny Rollins

  p.ts.b.ds.
  Recorded 1954
  ★★★★

  
モンクは、非常に個性の強いピアニストで、初期は不遇であった。ところがリヴァーサイドに移籍して生涯を代表するようなレコーディングを次々に行い、人気を獲得した。作曲家としても有名で、オリジナル曲の内多くがスタンダードになっている。このアルバムは、ソニー・ロリンズとの共演とモンクだけのピアノトリオからなっている。No2"I Want to be Happy" は、天真爛漫なソニー・ロリンズとモンクの豪快なセッションである。ジャケットのデザインも個性的でイカシテいる。




        Memorial Album      Clifford Brown
 
  t.as.ts.p.b.ds.
  Recorded1953

  ★★★★


 ブラウニーことクリフォード・ブラウンの有名なアルバムの一つである。肩の力を抜いた明るく軽快なアルバムである。ブラウニーのトランペットは例のように天上に抜けるようなひらめきがあるが、全体的に明朗快活な演奏であると思う。落ち込んでいる時に聞けば、気分が明るくなりそうなアルバムである。心の曇りも晴れてしまいそうである。全部18曲入っており圧巻でもある。サックスとの2菅編成であるが、ブラウニーのトランペットが遙かに勝っている。No.12 Brownie Eyes では、トランペットのひらめきを聞かせてくれる。




        Standards,vol2      Keith Jarrett
  
  p.b.ds.
  Recorded1985
  ★★★★★


  
キースのスタンダードは1985年から始められて、スタジオ録音やライヴなどで次々に生み出されていった。スタンダードの演奏では瞑想的なのが特徴である。バップ的な世界とは異なっている。抒情的であるが、どこか情念を超えているような冷静さもあると思う。キースの霊感の賜物である。それまでのジャズメンの誰もしなかった扉を開けている。涼しい情熱と透明な世界を描いている。静かに聞いていると本当に心に安らぎを与えてくれる名演である。

No.2 In Love in Vain は、聞けば口ずさみたくなるようなお馴染みのスタンダードであるが、キースは極めて美しいピアニズムの世界を創作している。




        Hampton Hawes Trio

  p.b.ds.
  Recorded1955
  ★★★★

  アメリカ西海岸で活躍した黒人ピアニストである。どことなく洗練された味わいがあり日本人に好またピアニストでもある。よく走る歯切れのよいピアノが特徴である。ロマンチックで抒情的な処もあるようだ。彼は米兵として長く日本に滞在して、秋吉敏子に大きな刺激を与えたそうである。古いファンが日本には多そうだ。このアルバムは初リーダー・アルバムである。よく走り乗りのよい特徴を感じることが出来る。また、ロマンチックなバラードも魅力的である。

No.8 "All The Things You Are"  はよく知られたスタンダードであるが、出だしがロマンチックな処がイキである。


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