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        At The Prelude    Red Garland 

  P.B.DS.
  Recoded 1959
  ★★★★

  
レッド・ガーランドの「アット・ザ・プレリュード」は、アルバムの中でも一二を争う名盤の一つである。サパークラブ「プレリュード」でのライヴである。くつろいだ雰囲気の中でレッド・ガーランドのピアノが弾んでいる。ミドルテンポでスウィングしているところが大人のJazzの印象を受ける。決して派手ではないが、音の流れはモダンジャズの粋をいっている。聞けば聞くほどよさが出てくるようなセッションである。

No.8"One O'clock Junp"は、この曲集の極めつけである。小気味よいピアノから豪快なセッションに発展していく。どこか洒落ていてエレガンスを失わない。クラブのムードもうまく録音されている。エンディングはカウンター・ベイシー風のジョークで楽しんでいる。



         Crosscurrents    Bill Evans
  P.AS.TS.B.DS.
  Recorded 1977
  ★★★★★

  
ビル・エヴァンスの「クロスカレント(ツ)」は、幻の名盤ともいえるものだと思う。最近CDを雑誌で見つけたが、何処のCDショップにも置いていなかった。偶然中古で見つけることが出来た。学生時代から聞いていたレコードで、このレコードでビル・エヴァンスがリリシズムの極みであることを確信することが出来た。とにかくメロディーが美しく口ずさむことが出来るほどである。しかし、CDでは拝見することは出来ないことに不満を感じていた。

ビル・エヴェンスは1980年に急逝するが、それは日本でのコンサートの直前であった。友人とチケットを取っていたが、急逝したことを聞いて悔しがったのを今でも昨日のように覚えている。1970年代のビル・エヴァンスは、サンタクロースのようにあご髭を蓄えて仙人のような姿をしていた。若かりしころの白人エリートの顔とは随分変わっていた。むしろ親しみを覚えたくらいだ。また日本の禅に関心をもっていたことは最近知ったことだ。このアルバムを聞けば、誰でもが、ビル・エヴァンスのファンになるに違いない。

何よりも美しいのはバラードのNo.2"Ev'ry Time"である。Jazzでこのようにメロディーの美しい曲は希だと思う。No.3"Pensativa"もミドルテンポの曲だがやはりメロディーが美しい。やはりビル・エヴァンスは並のピアニストではない。




        Quiet Kenny    Kenny Dorham

  TP.P.B.DS.
  Recorded 1959
  ★★★★★

  
ケニー・ドーハムの「クワアト・ケニー」は、ジャズ喫茶のマスターの投票で高い位置をしめている人気盤である。いわゆる名盤の一つに数え上げることが出来る。ジャケットがあまりにも地味なため、つい見過ごしてしまいがちである。最初聞いた時から好きなディスクになってしまった。ども曲もモダンジャズの香りのする美しいものばかりである。アップテンポの曲も格好いいし、バラードもメロディーが美しい。

ケニー・ドーハムは、ばりばりのハードバッパーで、クリフォード・ブラウンが急死した後、マックス・ローチのクウィンテットに参加している。そうとうに当時から鳴らしたトランペッターであることが分かる。このアルバムのピアノがまた抜群であるが、かのトミー・フラナガンである。このような天才的なアーチストが集まっていた当時のニューヨークは、確かに芸術のメッカであった。

大抵、第一曲は飽きてしまいがちだが、このNo.1"Lotus Blossom"は、何度聞いても飽きない。ドラムとベースの不思議な出だしで始まり、本格的なトランペットのブローにつながっていく。このあたりはモダンジャズの薫り高くして、しかも格好よい。バラードではNo.4"Alone Together"など見事である。




        Grand Encounter    John Lewis

  TS.G.P.B.DS.
  Recorded 1956
  ★★★★★

  
このアルバム「グランド・エンカウンター」のリーダーは、ピアノのジョン・ルイスである。ジョン・ルイスとベースのパーシー・ヒースは、MJQのメンバーでイースト・コースト・ジャズである。それに対して、他のメンバーはウェスト・コースト・ジャズの面々である。その二つが出会っているので、「グランド・エンカウンター」というタイトルが付けられている。

まず、このディスクを聞いて感じるのは、素晴らしく録音がよいことである。ジョン・ルイスのピアノやベースの音が臨場感抜群に聞こえてくる。それにテナーサックスがクールに吹いているのが何とも心地よい。全体的には黒人のJazzのような躍動感はないが、クールで品のよい音は、説得力をもって響いてくる。ランクの高い演奏である。また、テナーサックスもピアノもよく歌っている。心の落ち着く一枚である。No.6"恋をしてみたい"は、メロディーの美しさと雰囲気のよいセッションを楽しむことが出来る。9分以上のセッションだが適度にスイングしていて全く飽きることがない。





      Art And Perception    Art Farmer Quartet

  TP.P.B.DS.
  Recorded 1960
  ★★★★★

  
アート・ファーマー「アート・アンド・パーセプション」は、人気アルバムを二つ収録している徳用ディスクである。冒頭の曲は、ベースの独奏で始まるが、ステレオ録音で指向性が抜群によいステレオ録音である。リリカルなアート・ファーマーの魅力を堪能できる。リリカルといってもビル・エヴァンスと同様決してダンディズムを失わない。No.2"Goodbye Old Girl"は、如何にもアート・ファーマーらしい歌うようなトランペットで始まる。No.3"Who Cares"は、対照的にアップテンポで小気味いい。アート・ファーマーのトランペットが時に炸裂する。芸術性の高い演奏である。



  
      Clifford Brown with Strings

  Recorded 1955
  ★★★★★

  
クリフォード・ブラウンの「クリフォードブラウン・ウィズ・ストリングス」は、名盤の誉れ高いもの。そのせいか滅多に入手できない。これも中古で手に入れた物である。ストリング(弦楽器)と組んで主にバラードを吹いているが、時にトランペットが炸裂してクリフォード・ブラウンの天衣無縫の演奏に感嘆してしまう。ソフトなストリングスとメリハリのハッキリしたクリフォード・ブラウンのトランペットが見事にマッチしている。

No.8"Smoke Gets"は、やはり美しいバラードであるが、クリフォード・ブラウンのトランペットは驚くほど表情が豊かである。歌うような抒情性と力強いメリハリのあるトランペットが見事に調和している。この年の翌年に彼は自動車事故で急死するが、誰がそんなことを予測できようか。穏やかで春爛漫を想わせるようなアルバムである。



        Joy Enriques

  Recorded 2000
  ★★★★★

  
ジョイ・エンリケスは、映画「アンナと王様」の主題歌を歌い注目され、大型歌手としてメジャーデビューした当時20歳の美人シンガーである。アルバムは、すべて品のよい、しかもバラード調の歌が多く、アルバム全体がヒット曲のようなよく出来たファースト・アルバムである。恵まれた家庭環境に育ち、素直さがとりえであると語る彼女である。

どの曲も魅力的で、はまってしまいそうなアルバムである。特に素晴らしいのは、No."Losin The Love"であろう。タイトルは失恋の歌のようであるが、いわゆるラヴソングそのものである。なんとも心が和む美しい歌である。また、賛歌のようになる気高さも備えている。映画のテーマソングになった
No.12"How Can I Not Love Me"も典型的なラヴソングで素晴らしい。



        Better Man    Thomas Barsoe

  Recorded 2006
  ★★★★

  
トーマス・バルソーの「ベター・マン」は、デンマークでセールス・チャートのトップを飾った。彼は現在英国へ拠点を移して、アジアも視野に入れた世界進出を図っているそうだ。

トーマス・バルソーは美声のシンガーである。ファルセットが素晴らしい。ファルセットと地声との境界線が不明で実に自然に感じられる。普通の男性では出ない高音が出せるということは、シンガーにとっては大変な恩恵である。No.1"Hooked So Bad"から魅力的でヒットソングになりそうである。ハートのこもった歌である。No.7"You Dont Love Me Like You Use To"も、ピアノ前奏で始まる美しい曲である。キーの高い声が何とも魅力的であり、すでにテクニシャンでもある。



        Blondelle

  Recorded 2006
  ★★★

  
グループ「ブロンデル」は、皆19歳だそうだ。白人で19歳といえば立派な大人であるが、みんな少年のような顔をしている。これは、本国英国でも話題になっているそうである。プロダクションの意向?かと思いきや、今のメンバーは13.4歳のころからバンドを組んでいたそうである。すでに英国ではロックファンの間でよく知られているらしい。これがいわゆるメジャー・デビューということになるらしい。

したがって、彼らの音楽体験は決して短いものではない。今回のアルバムを聞いても、本格的なロックが鳴っているようである。詳しいことは分からないが、服装や頭髪もあまり乱れてないし、音楽も英国的な品位を保っているような気がするのだが。No.2"Wonder"は、出だしが何処かで聞いたことがあるような気がした。




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