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        Point of No Return    国府弘子

  Recorded 1990
  ★★★★★

 国府弘子の初期のアルバムである。元気の良い溌剌とした演奏で、明るく爽やかである。このような印象は、彼女のアルバムに共通した特色でもある。ピアノが疾走する中で、女性らしい繊細さをみせる場面もあり、才能の豊かさを感じさせる。ピアノにサックス、ギター、時にはフルートやストリングスも加わって、実に新鮮な印象を与えている。

No8"Travelogue" は、全部で五つのシーンから成り立っている。この中に国府弘子のすべてが詰まっているような見事な楽曲である。第1曲は”In Your Arms"と題されていて、哀愁の漂うようなリリカル(抒情的)な出だしである。第2曲"Feelin' Homesick"では、街の夜景を見ているようであり、アルコールに酔って故郷に想いを馳せているかのようだ。第3曲"Jet-lag"では、一気に嵐が襲ったような烈しい部分である。フリージャズの典型である。第4曲は"Flashback"と題されいるが、やはり街の夜景が現れて何かを回想しているかのようだ。最後の第5曲は再び最初の"In Your Arms"に戻り、リリカルなシーンになり曲を締めくくる。ストリングスの伴奏が美しい。

このアルバムは、現在廃盤になっているようであるが、ヤフーのオークションなどでよく出品されているので入手は可能であると思う。



        Glow    小林香織

  Recorded 2007
  ★★★★

 
小林香織は、矢野沙織と並んで日本のアルト・サックス界のアイドルである。このアルバムは、DVD付の豪華盤であった。中のブックレットを見ても、女優にしても可笑しくないような美しさである。横顔のシルエットは天使の様でもある。

 このアルバムには、国府弘子や塩谷哲などのフュージョン界の大物たちが共演している。実に気分のよいフュージョン・サウンドを楽しむことが出来る。このような現代的なフュージョン・サウンドは、ジャズの一つの方向として貴重であることが、このアルバムを聞くとよく分かる。オーソドックスなジャズの観念に縛られてはいけないと思う。

No.8"Lullaby Child" は、小林香織の愛らしさを絵に描いたような曲である。しっとりした抒情的な曲であるが、愁いは感じられない可憐で明るい曲である。



        Praha    木住野佳子

  Recorded 2003
  ★★★★

 ジャケットの肖像の美しさに目を奪われる。まるで往年のハリウッドの女優を見ているかのようだ。このアルバムは、古都プラハでレコーディングしたもので、ストリングも加わり、透明で落ち着いた雰囲気のアルバムである。疲れて派手な音楽を聞くのがひける時にかけると、スーと溶け込めるアルバムである。静かに心を癒してくれる。

日本語の表題の多いアルバムで、かなり具象的なイメージをもった曲が多いが、その中でエヴァンス風のピアノトリオをニュアンスするのが、No.6"Just Before the Light" である。木住野佳子のピアノのタッチは軽く、洗練されている。エヴァンス風の抒情性が仄かに漂った魅力的な曲である。






        恋はゴージャスに    Lucky Soul

  Recorded 2007
  ★★★★★

  英語名のタイトルは"The Great Unwanted" である。ラッキー・ソウルは、英国のグループで、2005年ころから精力的にライヴを行い評判を高めた。2006年には、アメリカ、日本、オーストラリア、ドイツ、スウェーデンのレーベルからオファーを受けたが、自らのインディー・レーベルからファーストアルバムを発表した。セカンドアルバムで、日本のレーベルからも初上陸した。日本ではシングルの「恋はゴージャズに」が人気になり、Lucky Soulの名を高め、アルバムリリースにつながった。

ヴォーカルのアリ・ハワードの甘くて可愛い声が快い。日本人のロリコン人気にぴったりハマった感じだ。また心底から明るく、メロディーの美しさも魅力的だ。アルバム全体が輝くような明るさに満ちている。No.3"Struck Dumb" No.4"Lips Are Unhappy" は、向かうところ敵無しといったノリに乗っている。




        幾千の星と路と    Augustana

  
Recorded 2007
  
★★★★★

 
オーガスターナは、アメリカのメロディーロックと売って出たグループである。アメリカ、英国では、一つの流れになっているらしい。ロックといえば、ハードなリズムが主体をなしているイメージがあるが、オーガスターナを聞くと、常にメロディーがあり、耳によく馴染みロマンチックでさえある。日本人受けするタイプだと思う。ポップスは聞いてもロックは聞かない人も楽に受け入れることが出来る。

アルバムを出す前に、約二年間ノンストップで北米を回ることになる。その成果もあってアメリカで有名なグループに成長した。2千人のコンサートを行い、テレビドラマの主題歌になり、女性誌にも取り上げられるようになった。そして日本に初上陸した。バラードNo.4"Boston" はシングルカットされ、多くのラジオ局に支持され、ブレイクのきっかけをなした。ピアノの序奏で始まるロマンチックなバラードである。メロディーの美しさに於いても、歌詞に於いても、オーガスターナを代表する曲である。



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